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ユーフォニアムとピアノのためのソナタ第2番 (2019)

Sonata for Euphonium and Piano No.2

NASOTA~ユーフォニアムとピアノのためのソナタ第1番~と同様、このソナタも3つの楽章を通していくつかのジャンルの共存・融合を試みたものである。第1楽章は簡潔なソナタ形式の中に第1主題であるクラシカルな3拍子と第2主題であるラテンをより自然に収めることに努めた。第2楽章はビギン・ザ・ビギンでよく知られるカリブ海マルティニク島発祥のダンス音楽「ビギン」のスタイルで綴った。カリブと聞くと常夏なイメージを持たれるかとは思うが、この曲ではあくまでリズムスタイルを採用しているのみで、むしろ別の季節や気候を連想していただけるのではないかと思う。第3楽章の冒頭にはクラシックファンにとってはブラームスのピアノ四重奏曲で馴染み深い「Rondo alla Zingarese」という言葉を記した。その名の通り「ジプシー風ロンド」であるが、曲中には4ビート・スウィングのスタイルが現れたり、第1楽章や第2楽章の主題も回顧される。

2019年5月、アメリカ・アイオワ州にて開催の国際テューバ・ユーフォニアム・カンファレンス(ITEC 2019)にて作曲者自身のユーフォニアムと清水初海氏のピアノにより初演。

【出版社】風の音ミュージックパブリッシング

1st Movement (YouTube)

2nd Movement (YouTube)

3rd Movement (YouTube)