top of page
hidearai

「ユーフォニアム・アラカルト」について

Updated: Feb 2, 2022

 2020年、ユーフォニアム・アラカルトと銘打ったコンサートシリーズを企画しました。小品を中心に新井のお気に入り作品を集め、ゆっくりのんびりお話を交えながら気軽に楽しんでいただく小品集のようなサロンコンサートです。

 時代や地域、ジャンル等をあまり気にせず、各回でチョイスした音楽一つ一つをシンプルに楽しんでいただきたい、さながら~レストランのコースではなくアラカルトのような気分で楽しんでいただければ~と思い「ユーフォニアム・アラカルト」と名付けました。



 このアルバムはそのコンセプトを基に、好きな時にお好みの音楽をお楽しみいただければと思って選曲した小品集です。上記コンサートシリーズは残念ながら新型コロナウイルスの影響で予定通りに開催することが出来ませんでしたが、家にいる時間が多くなり、こんな時に手軽にちょっとした潤いを与えられるアルバムになったらいいなぁとも思いながら制作いたしました。



 ちなみに、新井は小品集が大好きです。小品集はお菓子のアソート、幕の内弁当、利きワインセットなどと同様に一つの枠組みの中で様々な楽しみや味わい、お得感を感じさせてくれます。ビュッフェ形式のレストランなんかも大好きで、新井はいつもなるべくたくさんの種類をこじんまり一口分ずつよそう派。一度でとにかく様々な味を知りたい、楽しみたい。これらはその欲を手軽に満たしてくれるものです。


 また、音楽を学び始めた中学生の頃、まだ長いソナタやシンフォニーを聴く力がなかった新井にとって、たくさんの小品集が様々な音楽への導入となり多くの喜びを教えてくれました。(その中で何度も聴いていたジャン=ピエール・ランパルの小品集、その思い出から今回スペインのフォリアによる変奏曲を編曲し収録しています。)

 そんな小品集たちのように、このユーフォニアム・アラカルトが多くの皆さまにとって気軽かつ長くお楽しみいただけるアルバムとなりましたら幸いです。


🍽 🍽 🍽 🍽 🍽


63 views0 comments

Recent Posts

See All

「アヴェ・マリア/A. ピアソラ」について

タンゴの革命児アストル・ピアソラによる「アヴェ・マリア」にはイタリア語の歌詞がついた歌曲の版と、映画「エンリコ4世」のために「Tanti Anni Prima(昔々)」というタイトルで書かれたオーボエとピアノによる版の2つがある。...

Comments


bottom of page