top of page
  • hidearai

「スペインのフォリアによる変奏曲/M. マレ(新井秀昇編)」について

Updated: Feb 2, 2022

 マラン・マレは当時のヴィオラ・ダ・ガンバの名手であり、やはりボワモルティエ同様フランスバロックを代表する作曲家でもあった。

 ガンバのために数多くの名曲を残しているが、中でも取り分け有名なのがヴィオール曲集第2巻に収録されているこの「スペインのフォリアによる変奏曲」。

 バロックアンサンブルと共にガンバで演奏されることはもちろん、無伴奏フルートで演奏されることも多い。

 序文にもあるが、高校生時代の新井が大きく影響を受け愛聴していたフランスを代表するフルーティスト、ジャン=ピエール・ランパルの小品集にこの作品が収録されており、その思い出と共に、今回ユーフォニアム用に編纂し録音をした。

 本来主題と31の変奏からなる作品であるが、その中から主題と14の変奏を選んでいる。


 シンプルな構成ながらも、ニュアンスやキャラクターに富み、非常にドラマチックな作品である。


🍽 🍽 🍽 🍽 🍽

You can see about Hidenori's 3rd album "Euphonium à la carte" at following link;

3rd アルバム「ユーフォニアム・アラカルト」についての詳細はこちらから

137 views0 comments

Recent Posts

See All

「アヴェ・マリア/A. ピアソラ」について

タンゴの革命児アストル・ピアソラによる「アヴェ・マリア」にはイタリア語の歌詞がついた歌曲の版と、映画「エンリコ4世」のために「Tanti Anni Prima(昔々)」というタイトルで書かれたオーボエとピアノによる版の2つがある。 当アルバムでは後者のオーボエとピアノのために書かれたものをお送りする。 説明はない。 言葉にできない美しさ。 🍽 🍽 🍽 🍽 🍽 You can see ab

bottom of page